2013年10月2日水曜日

レッスン風景より

まだ小さい子には四分音符や八分音符などの具体的な音符の名前は言わず、
音楽を聴き分けてリズムをステップしてもらっています。
動物に例えると分かりやすいですね。
四分音符(ターター)はうさぎや犬、
二部音符(ターアン)はぞうやくま、
八分音符(ティティティティ)はリスやネズミなど。

動物ごっこで遊んでいるように見えて、
実はリズムを聴き分けて音楽が変わると即時反応で行動を変えています。
集張力を養うことにもつながります。
ただのリズム遊びではなく、いろいろな要素を引き出しているんですね。

カリキュラム通りにいかないのが小さい子どものレッスン。
その時の状況に応じて臨機応変にする必要があります。
子どもたちの発想からレッスン内容が無限に広がることもあります。
リトミックは音楽教育に留まらず、人間教育そのものだと言われますが、
私たち講師も日々のレッスンで子どもから教えられることもしばしばです。